あさぶろ日記

note のほうに書いている記事を保管しているだけです。

「動かされること」と「動かすこと」の間にある違いの話。

書こう書こうと思っていたのだけれど、なかなか考えがまとまらなくて書けずにいたテーマ。

そんな時、フォローさせていただいている ひよこ さんがこちらの記事を書かれて、ハッとした。あっ、これだ、このことを中心に書きたかったのだと。

※勝手にリンクを貼らせていただきました。すみません。

仕事関係のようなそうではないような、
そんな、仕事環境の話。


今月くらいから、ちょっと仕事がしやすくなり、身体の不調が若干減った気がしている。

それはなぜか。はっきりとした原因は分からないが、思い返すと、恐らくそれは「キーボード」のおかげではないかと考えている。

以下、その仮説をご説明する。

まず、私は普段、家で働いている。仕事内容は、情報システム開発と保守がメインだ。そのため、仕事でパソコンを使う。パソコンは、会社から支給というか貸与されたものが1台ある(以下、仕事用PC)。それとは別に、家で個人的に使っているパソコンも1台(以下、個人用PC)ある。

仕事はもちろん、仕事用PCでおこなっているが、仕事柄、分からないことがあったり、まだ検証していないけれど使ってみたい技術を調査するために、個人用PCを使ったりする。仕事用PCで調べてもいいのだけれど、ネットザッピング(って言わないのかな?)している中で変なリンクを踏んだりしたら危ないし、割と大きな容量を食う環境をちょっと作ってみたいときなんかは困るので、そういう類は個人用PCでやることにしている。

さらに言うと、家族と連絡する際に、LINE を使っているが、いちいちスマホを取り出して確認・返信するのも面倒なので、個人用PCに、LINEのデスクトップアプリを入れてそこでやりとりしている。

というわけで、仕事中も頻繁に、個人用PCも使っている。今までは、仕事用PCと個人用PCどちらにも接続できるよう、マウスは一つにまとめていた(Bluetooth のマルチペアリングタイプ、BlueLED方式)のだけれど、キーボードは別々のものを使っていた。2台ともノートパソコンだし、個人用PCと仕事用PCもそこまで大きくないので、1つの机の上に置いて、その間を行き来すればいいだけだからだ。

しかし、どうせならマウスと同様、キーボードも共通化しようと思って、今月の頭に Bluetooth のマルチペアリングタイプのものを購入した。マウスも無線で、キーボードも無線。仕事用PCから個人用PCへ切り替える(またはその逆も)際には、付属のボタンを押せばいいだけなので簡単だ。

意識していなかったけれど、ひと月ほど経ってから何となく感じることがあった。それが、冒頭で書いた「ちょっと仕事がしやすくなり、体の不調が若干減った」ということだ。

思うに、キーボードを無線(かつ共通)化したことで、何が変わったかというと、個人用PCの場所から仕事用PCの場所まで(またはその反対)、物理的に戻る手間が劇的に減ったことだ。

これは、言い換えれば、たかだか十数センチの差かもしれないが、椅子を動かしたり、同じ位置から動かずに腕を伸ばして対応していたものが、一切無くなるのだ。いや、少し言い過ぎたが、眼球もしくは顔を少し動かすだけでそれができてしまうのだ。マウスとキーボードのスイッチを押し、視線を、左から右へまたは右から左へ動かすだけで済む。これは、身体の負荷としては実は、かなり軽減されていると考えている。

少し整理してみる。

以下、仕事用PCを使用中に、個人用PCのほうで作業を行う必要が出てきた場合

※仕事用PCと個人用PCの距離が15cm だと仮定

▼Aパターン(別々のキーボードの場合に必要な作業)
1.マウスのスイッチを押し、仕事用PCから個人用PCに切り替える。
2.仕事用PCに向き合っていた体勢を、個人用PCに向き変える。
3.仕事用PCから個人用PCへ、キーボードに置く手の位置を変える。

▼Bパターン(共通化したキーボードの場合に必要な作業)
1.マウスのスイッチを押し、仕事用PCから個人用PCに切り替える。
2.キーボードのスイッチを押し、仕事用PCから個人用PCに切り替える。
3.仕事用PCから個人用PCへ、視線または顔を移動させる。

上記で、1. は同じなので作業量の差異は無し。2. については、Aでは15cmほど移動するか、身体の向きを変えないといけない。その際、私はめんどくさがり屋なので、場所を移動しないまま、3. の作業を行ってしまうことが多々ある。そうなると、腕を伸ばす距離が延びることになる。少なくとも15cmの移動が発生する。

他方で、Bパターンであれば、2. の作業は手先だけで可能だ。マウスは手で触れているところにスイッチがあるから、スムーズに切り替え可能だし、キーボードも、ファンクションキー近くにスイッチボタンがあるので、やはりこちらもスムーズに切り替えられる。動かす距離もせいぜい1~2cm程度だ。そして、3. については、視線または顔の向きを変えるだけなので、視線であればほとんど労力を要しない。顔の向きを変えるのもそう苦労は無いが、頻繁に左右に動かすことになると、若干首の疲れは感じる可能性はある。

そう考えると、明らかに、Aパターン(別々のキーボードの場合に必要な作業)よりも、Bパターン(共通化したキーボードの場合に必要な作業)のほうがエネルギーを使わないことになる。

乱暴に試算すれば、1cmの動きに1ポイントのエネルギーが必要だとすると、

▼Aパターン
1.マウスの切り替え:1ポイント
2.身体の向きを変える:15ポイント
3.手の位置を移動させる:15ポイント
⇒合計:31ポイント

▼Bパターン
1.マウスの切り替え:1ポイント
2.キーボードの切り替え:2ポイント
3.視線または顔の向きを変える:2ポイント
⇒合計:5ポイント

で、その差異は、26ポイントほどになる。

仮に、1時間あたり3回程度、個人用PCから仕事用PC(またはその逆)への切り替えが発生したとすると、Aパターンであれば、313=93、Bパターンであれば、53=15、その差異は、78ポイント。1日の労働時間が8時間だとすると、Aパターンでは、938=744、Bパターンであれば158=120、その差異は、624ポイントにもなる。これを倍数で表せば、744/120=6.2だ。

正直、エネルギーの単位としてかなり分かりにくいが、単純に考えると、仕事中に、仕事とは関係のない動きをしていて、その無駄な動きにかかるエネルギーが、約6分の1も削減されることになるのだ。

と、適当な単位と論理を並べてよく分からない計算をしてみたわけだけれど、その実効性とかは別として、とにかく確実に言えることは、今までよりも「動かす手間」が減ったということだ。

その結果、今までは、腕や肩が張ったり、首に重さを感じていたのだけれど、それが少しだけ減った感じがある。絶対的にこれが原因だと断言はできないが、その可能性は高いのではないかと考えている。本来はする必要のない、無駄な動きをしていた。それが減ったから、それと同時に身体の無理も減ってきたと。

今後は、ひよこさんの記事 にもあるように、マウスもトラックボール式にして、さらに省力化を図りたい考えがある。

今使っているマウスはBlueLED方式なので、マウスのポインターを動かす際に、そのマウスを持つ手も動かさなくてはいけない。本当は、そのマウスを動かす手の動きすらも、極力エネルギーを減らせるのではないかと思っているのだ。トラックボールであればそれが実現できると考えている。

なぜなら、手を全体で動かすと肩から下の筋肉を動かすことになるのに対し、トラックボールでは指先だけ操作するので圧倒的に動かすエネルギーが少なくなるだろうからだ。

しかし、1点、問題がある。如何せん、トラックボールタイプのマウスは、値段が高いのだ・・。しかも、上記の通り2つのPCをマルチペアリングさせるとなると、さらに高いモデルを選ぶ必要がありそう。。そのようなモデルがあるのか分からないが。

というわけで、機が熟したら(コツコツ貯金をする、または、妻に許しを得る)その計画を実行しようと思っている次第だ。


さて、ここまで、いかにしてエネルギーを減らすことができるかを長々と、熱っぽく語ってきたわけだけれど、もう一つ本題があるのだ。

それが、タイトルにも書いてあるように、「動かされること」と「動かすこと」の差について、だ。

ここまでもし記事を読んでくださる方がいらっしゃったとして、一つ誤解しないでいただきたいのは、私は身体を動かすことが嫌いというわけではないのだ。

たしかにめんどうくさがりではあるのだけれど、身体を動かしたり運動をしたりするのは、嫌いではない。そこまでスポーツは得意ではないけれど、汗をかくのも好きだし、身体を目いっぱい動かしてリフレッシュすることは大変気持ちが良い。

そのうえで、一つ思うことには、自ら主体的に身体を「動かす」ことは好きだし、気持ちが良いのだけれど、他方で、何かの事情によって仕方なく身体を「動かされる」ことはあまり良い気分がしない。というかストレスすら感じる。

それは、上で書いたような、仕事中に「仕方なく」動かさざるを得ない、マウスやキーボードを使用している際の手や身体の動き、それらは、ストレスを感じる類のものだ。気にしないほど僅かな運動量なのかもしれないが、それらが積もり積もると、身体の不調につながる。まぁそれは少なくとも私だけかもしれないが、そんな気がする。

結論。

無理はしたくないし、させたくない。可能な限り、無理を減らして、受動的にやらなきゃいけないエネルギーを抑える。その分、能動的に使うエネルギーにあてられたら、たぶん今よりもうちょっと健康になる。そんな気がしているのだ。おしまい。

※ひよこさん、勝手に記事にさせていただいてすみません。ご迷惑でしたら削除致しますので仰ってください。。