あさぶろ日記

note のほうに書いている記事を保管しているだけです。

電気とガスをまとめる検討をしてみたよという話。

「電気とガス、おまとめしませんか!」という勧誘というか営業が、ここに来て結構頻繁にある。

まとめる、ということは、どうやら今使っているサービスの契約先を切り替えることを意味しているようだ。既存のガス会社なら電気のまとめを、新規の電力会社でもガスのまとめを、色んなところが「今より安くなりますので、うちで是非まとめてください」と言ってくる。

あまりに時期が重なっていたし、なんとなく急いで契約して欲しそうにしていたため、怪しんで訊いてみた。「なぜ今、切り替えしないといけないんですか」と。そうしたら「エアコンなどの利用が多くなって電気代のかかる夏が本格化する前に、切り替えをオススメしてます。切り替えにも1〜2ヶ月かかることもありますので」との回答。

分かる。分かるが、うーん、という感じ。
なんとも腑に落ちない。

消費者側としてはもちろん安くなるのはありがたいが、何だか業者側の都合が見え隠れしているようにも思える。本音は、電気代たくさんかかる頃を見計らって、がっぽり自分のところで利益を囲い込みたいだけでは・・?

もちろん契約社会なわけだし、企業としては正当なビジネスだろうから、対等な立場で取引すれば問題はない。

ただ、仮にそういった論理が働いているとすれば、口では「お客様のために」なんて言っていても、実際には消費者は無視されがちだ。後々「聞いてなかった」となって面倒なことが起きても「そのように契約しましたから」で押し切られて、泣き寝入りせざるを得ない危険性がある。そうなったら困る。

というわけで、こういう時は勢いに流されず、じっくり検討するに限る。まあ邪推が過ぎるかもしれないが、暇なので色々と考えてみよう。

業者対応について

パンフレットや電話、直接訪問など、営業方法も様々だ。ポストに一方的に投函されたチラシなんかであれば、一読して興味なければ捨てさせてもらうけれど、電話や訪問なんかだと無碍に断りにくい。お互いの時間をとっているわけだから。

そういう業者さんの対応は、ほとんど在宅で仕事をしている私の役目になる。そのような時、「営業は要りません、帰ってください」と言うには、あまりに勿体ない、というか、色々と話を聞くことにしている。質問攻めにしてしまう。私自身が無知なので、色々知りたいと思ってしまうのだ。

そして、やたらと質問をしてしまうからか、業者的には「お、こいつは契約見込みになりそうなヤツだな」と判断するようで、時として結構強引に営業活動をかけてきたりもすることもあるのだけれど、私は動じない。

冷静に(実際は熱くなっているかもしれないが)、提案されたサービスに加入することでどれだけのメリットがあるかを、出来る限り正確に聞き取るだけだ。それと同時に、一体どのようなデメリットがあるのかについても、そちらが開示できる範囲で、可能な限り聞き出したい。

幸いというか、今まで、我が家に営業をかけてくれる業者の方はみな優しかったので、私のしつこくて細かい質問にも、目くじらを立てずに丁寧に答えてくださった。ありがたい。

けれど、「いかがですか。ぜひ今この場で契約してくださるなら・・」と、人参ぶら下げて来ようとも、やっぱり私は動じず、「いえ、それは持ち帰ってきちんと検討したうえでお答えしますから。今は即決できません」と返すのみだ。

決裁権者について

なぜここまで動じないのか。
それはずばり、私にその決裁権が無いからだ。

営業マンの方は、私が世帯主だと恐らく気付いて、こうやって営業攻勢を仕掛けてくるのだろう。それは正解。しかし、残念ながら、世帯主とか一家の大黒柱であることは間違いないのだが、そういった人間に必ずしも決裁権が与えられているわけではないということをご存じないようだ。

つまり、私一人でお金関係のことを決められるほどの権限は、付与されていない。私自身はクレジットカードすら持っていないし、家計のやりくりも全くしていない。もちろん家族名義でカードは契約しているが、我が家の大蔵大臣(表現が古いな、すみません)は妻なのだ。彼女のほうで一括して家計の管理をしてくれている。だから、我が家の最終決裁権者は妻であって、私ではない。私はただの月2万円(多い時には3万円)のお小遣いを貰っているだけのオッサンにすぎないのだ。

そんなオッサンが営業をかけられたところで、即断即決できるわけがない。堂々として、断るか、持ち帰り検討するだけなのだ。私に出来ることなど、せいぜい、スーパーに買い出しに頼まれた際に、許された小遣いの範囲内でこっそり余計なものを買うくらいしかない。

けれど、よほど魅力的であったりするサービスや提案内容であれば、話は別だ。家族の生活の質を上げるものだったり、家計にとってベターな内容だったりするなら、それは私から決裁権者(妻)に説明することもある。

今回、電気+ガスをまとめる、という話が来ていて、ざっくり聞いたところ「おトク」らしい。月々の料金が安くなるのであればたしかに助かるので、ちょっと検討の俎上に載せてみることにする。

メリットとデメリットについて

まず、そもそも「電気+ガス」をまとめるとして、メリットはあるのか。そしてデメリットは何か。

業者の人から話を聞いたり、ネットで調べてみた限りだと、このようなところのようだった。

(メリット)
1.請求がまとまるので支払いが一本化できる。
2.まとめたセット割引がある。
3.問い合わせ窓口も一本化できる。

(デメリット)
1.違約金が発生する。
2.実際にはそこまで安くならない。

上記はあくまで一例に過ぎないので、必ずしも全て該当するわけではないです。悪しからず。

じゃあ仮にこれらのメリットとデメリットを加味した上で、こちらとして旨味はあるのかというと、正直、決め手に欠けるのだ。

決め手に欠ける理由について

支払いが一本化されたところで、別にそこまで有り難みを感じない。どのような支払い明細になるのか分からないが、仮にまとまった金額になったとしたら、個別にかかった金額が分からなくなって今までよりも使い過ぎてしまわないかの懸念すらある。

問い合わせ窓口一本化できるならそれはありがたいかもしれないが、聞けば、実際には「各社の電話番号を案内します」程度のものもあるようだった。全部一つの窓口で受けてくれて、その先へのコーディネートまでしてくれるのであればこちらはラクだが、単に「連絡先を教えるから、あなたの方で問い合わせてね」と言われるだけならメリットではない。むしろ二度手間なのでデメリットかもしれない

「おトク」だという、セットにすることでの割引についても、正直微妙だ。いや、そりゃたしかに安くなったほうが良いだろう。しかし、結構細かく試算というか、シミュレーションをしてもらったこともあるが、そこまで劇的に「おおっ」というほど安くはならなかった。具体的には、月々¥1,000ちょっと安くなるというケースが多い模様。なので、年間で見れば、一万円強というところか。いや、家計的にはちょっとずつでもお金が浮くほうが良いのは分かっているのだけれど。塵も積もれば山となるというのも一理あるわけだし。

ただ、上で書いたように、メリットもそこまで魅力的に感じないのに、月に千円ほどのためだけに切り替えしてしまって、なんだか本当に大丈夫なんだろうか、というのが正直なところ。感覚だけれど、上に書いた以外のデメリットが、どこかに潜んでいるような気がしてならない。勘繰り過ぎかな。

とにかく、切り替えするにしても、もう少し契約先を慎重に検討しないことには、決めにくいという感じ。

支出の管理について

ところで、支出の中でも、水道光熱費つまり生活にかかるインフラの料金については、私のほうで一覧にして時系列管理するようにしている。というのは、今年の1〜3月の電気代がかなり高かった。家計としてはかなりダメージだったので、「なんでこんなに高いの?どこか無駄に使い過ぎてないのか」という節約の目的で、料金の記録を始めたというわけだ。ほら、ダイエットもまずはレコーディングから始めるわけだし。まずはどれだけ(家計的に)食っているのか可視化してみた。

ただ、管理しているデータソースは、毎月の銀行口座やクレジットカードの請求金額を明細から読み取ったものになっている。そうすると、実際のかかった料金は分かるけれども、使用量が分からない。使用量が分からないことには、電気とガスの基本料金や単価が幾ら変わったら、トータルでどれだけインパクトがあるのかも判断できない。

使用量の調査について

というわけで、まずはガスの調査。これはスマホのアプリで簡単に分かった。月々の使用量も料金も。

そして次に電気。これが問題。我が家では、いつからか忘れてしまったが、毎月の明細なんてものは紙では届かなくなってしまった。結局、最終的に「使った分はこれくらいだから」と請求され、それを毎月なんの文句も言わずに支払っているだけの状態になっている。これは大いに問題だ。

電気使用量を調べてみる

そこで、契約中の電力会社に問い合わせをして、毎月の使用料を確認してみる。が、問い合わせサポートの電話番号にかけると自動案内になっていて、あれやこれやと番号をプッシュした末に、最終的に「スマホに、WebサイトのURLを記載したショートメッセージを送ります」と言われて終了させられてしまう。

仕方なく、ショートメッセージ記載のリンクからWebサイトにアクセスしてみると、専用のマイページでIDとパスワードを入れてログインせい、とのこと。昔、電気の契約をした時に家に届いたハガキを探し出して、そこに書いてあるIDでログインしてみた。…だがログイン出来ず。

それなら、新規にアカウント作成できるらしいので、それでやってみる。今度はログインは出来た。しかし、月々の使用量を確認しようとすると、なぜか「申込されている契約がありません」とエラーになってしまった。どうやら契約内容が表示されない。名前や住所も入力してアカウントを作ったので、既存契約と紐づけてくれると勝手に期待していたのだけれど。

諦めずに、Webサイト内のよくある質問一覧を探していたら、「契約内容がマイページに表示されない場合は、チャットボットにて問い合わせください」との案内を発見。それに素直に従って、チャットボットに問い合わせ内容を打ち込む。月々の電気使用量が知りたい・・と。そのためには契約情報の認証が必要らしくて、名前とか、住所とか、登録している電話番号とか、そういったものを入力。ようやく「認証しました!」と表示されたものの、次の瞬間「この情報はサポートされていません。Webの専用マイページにログインして確認してください」とのこと。

えっ、ちょっと待って。そのマイページで表示されなかったから、こうしてチャットボットに聞いてみたのに…。なんだこの堂々巡りは。

たらい回しの結果

結局、粘りに粘ってオペレータの方に直接つなぐことに成功。「あのー、月々の使用量分からないのでWebで確認したいんですが、できないんですよ・・!」とちょっと不満が漏れ出た感じで、担当のお兄さんに申し出てみる。するとあっさり「では契約者様の情報を確認します」「IDとPWが古くなっていますので、再発行しますね」「10日程度でおハガキでお届けします」「他にご不明点がないようでしたら終了します、ありがとうございました」と終わった。

実に数分。電話をかけてから切るまでに、恐らく5分もかかっていない。電話をかけるまでにWebサイトやチャットボットで問い合わせしてみた時間が、もう1時間くらいは要していたのに。なんなん。あと、ちょっとイライラしながら問い合わせしてしまってごめんなさい。お兄さんは悪くない。

というわけで、担当してくださった方が優秀だったのかもしれないし、よくある問い合わせだったのかもしれないが、何とか解決の糸口は見えてきた。

便利な世の中とは

しかし何でもかんでもWebやチャットで済ませようとするのは、たしかに提供者側はラクだ。

反面、一旦、ささいな情報でも電話しないと分からない、という状況に陥ると、消費者側としては何だかなぁと思ってしまった。

できれば人と会話したくないからこうしてWebでアレコレ調べているのに、結局のところ人と会話しないと解決しないケースがあって、しかも、今回のように一言二言話せば解決するケースもあるなんて。それってやはり、FAQを完璧に充実させたら、ユーザの満足度は上がるのかな。でも何となくそれでも穴はある気もする。

世の中はどんどん便利になっていくけれど、それって本当にみんなが求めていく方向に向かって進化しているのだろうか。実際には、架空の「一般ユーザ」とか「民意」とか「大衆」向けに洗練化されているだけで、取り残されている人たちがポロポロ出てきたりしないのかな、なんて。

そういえば、昔書いた記事でも、似たようなことを綴っていたことを思い出した。その時は、完璧に情報化された社会であっても、それを使う人間が完璧じゃないから何かしらの綻びは出るよね、という内容を書いた気がする。

結論出ず

あれ、何の話だっけ。そうだ、電気とガスをまとめる検討だ。電気の毎月の使用量の把握のところで止まっていた。

これは、まだもう少し検討作業に時間がかかりそうだ・・。