あさぶろ日記

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欲しがっているのは、コピー機?コピーすること?どっちなのという話。

人の心は目に見えない。目に見えているものが全てとは限らない。

今読んでいる本に、「コピーをするという時、あなたは、一台50万円のコピー機を欲しいのか、コピーをしたいのか、どちらなのか」といったような内容のことが書いてあった。

思えば、仕事に置き換えてみると、自分は、コピーする目的ではなく、その手段であるコピー機のクオリティを高めることばかりしていなかったかな、と、少し反省。
コピー(一枚10円)をしたいのか、コピー機(一台50万円)が欲しいのか。顧客は、どちらを買いたいのか。

たとえば、報告書一つとっても、レイアウトや文面、コンテンツをきっちり書き上げるのは、それはそれで大切。世の中には、誤字があるというだけで書類に目すら通さない人も居たりするから。でも、それだけじゃなくて本当に必要な視点は、「その報告書が果たす目的は何か」ということかもしれない。

つまり、

・報告書によって、得られる情報は何か。

・報告書を読む人たちが、それによって得た情報を使って次にとるべきアクションを速やかに、適切にとることができるようなものが記載されているか。

・報告書を読んだ後にアクションを起こすために必要な構成や情報量になっているか。

・報告書を読む人のターゲットがある程度定まっているなら、その層の理解レベルは、前提知識は、きちんと考慮されているか。

ザッと挙げただけでもこのくらいはある。抜け漏れのフレームワークを使ったら多分もっとたくさんある気はする。やってないけれど。

当たり前の話に聞こえるが、上で挙げたようなこと、つまり「目的」に目を向けて作成することが最も重要なのだろう。
別にこれは「報告書」に限らず、「検討中の企画案」だとか「店舗ごとの売上集計データ」だとか「会計ソフトへの入力補助ツール」だとかでも同じだと思う。誰かが他の誰かのために作成する何かであれば。

ただ、頭では分かっているけど、作業を始めてしまうと、ついコピー機の性能ばかり、つまり手段の方を重視してしまいがちだ。
もしかしたら本当は、綺麗な紙でなくてもよくて、少しくらい文字が滲んでいてもいいから、可能な限り迅速に文字を複写したい、という要望だったとしたら、ちょっと期待外れな感じになる。「いや、コピー機の機能めっちゃ充実してるけど、そんな高機能なの要らないんだよね。単にすぐコピーとりたかっただけで…」と。めっちゃ時間やお金がかかっても自分のコピー機が欲しいんだよね、という人なら別だけれど。

一体何を欲しがっているのか、よく見極めた方がいいと改めて思った。もしかしたら言葉に現れない、その奥底にある意思は何なんだ。