あさぶろ日記

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カキ氷シロップとアンカリングと老化の話。

結局は、ひどく脳の老化を感じた出来事。

スーパーへ買い物に行ったのだが、季節外れの商品がワゴンセールで売られていた。その中に、カキ氷シロップがあった。
これは買いだと思った。と言うのも、今年の夏は、家で割と頻繁にカキ氷を作ったのだが、最後の方はシロップが足りず、味付けにカルピスの原液とかを使っていたのだ。今回、売られていたシロップは、イチゴ、ブルーハワイ、レモン、メロン、と一通りのラインナップが揃っていて、選びたい放題。しかも、元々の値段が約400円とかのところ、まさかの半額。念のため、賞味期限を確認すると、2022年の10月。よしよし、今年はもうカキ氷の出番は無いが、来年の夏には十分間に合う。いやもうこれは買うしかない、と。

じゃあ何味を買うか。
実のところ、私は、カキ氷を食べるなら、断然みぞれ派。残念ながらワゴンにみぞれ味は無かったが、次に好きな味は、レモン。さっぱりした口当たりが爽快に感じられて何とも好きなのだ。というわけで、レモン味は買おうと思った。そして、家族みんなでカキ氷を食べるものだから、無難なイチゴ味を選ぼう。
ということで、レモン味とイチゴ味を購入。

が、帰宅して、妻にそれを上機嫌で話したところ、「それはいいけど、家にシロップ無かった?」と。
あっ、そういえば、今年の終わりに買ったな。シロップが終わりかけでカルピスかけて食べてたくらいの時に、さすがにカルピス味だけなのは味気ないから、慌ててスーパーに買いに行ったのだ。そして、買った直後に気温がグーッと寒くなったのをきっかけに、我が家のカキ氷ブームは過ぎ去った。買ったシロップの瓶は来年も持ちそうだったので、栓を開けずにそのまま保管していたのだ。
何味買ったんだっけ、と冷蔵庫を確認。

すると、そこには、まさかのレモン味とイチゴ味。
嘘でしょ…。

2本ずつ重複した計4本のどデカいボトルをよくよく見比べたら、賞味期限も同じ。だんだん思い出してきた。前に、このレモンとイチゴを買おうと思った理由も、上で書いたものと全く同じだったのだ。

さっぱりした口当たりが爽快に感じられて何とも好きなのだ。というわけで、レモン味は買おうと思った。そして、家族みんなでカキ氷を食べるものだから、無難なイチゴ味を選ぼう。

この理由で買ったのだ。

今回の件で「アンカリング効果」というものを実感した。これは、以下のような理論(専門家じゃないので間違ってたらごめんなさい)。

最初に見た数字や情報が基準となり、その後の判断に影響を与えること

つまり、たとえば「定価2万円」と値札に書いていたところに取り消し線が引かれて、「今なら限定価格の9,800円」と書き直されていると、人は、「おっ、2万円なんて高価なものが、半額になっているな。これはお得だぞ」と思ってしまう。商品自体の品質がそれに伴っていようかいまいが関係なく、「2万円」という金額(数字)に引っ張られ、勝手に「2万円ほどもする高品質のものが、安売りされているってことか?こいつはかなりお得なんじゃないのか・・」と思い込んでしまう。

今回のカキ氷シロップも同じだ(かなりスケールは小さいが)。
私は普段の買い物で、400円でも高価だなと思うくらい貧乏性だ。そこに、シロップが定価400円のところ、今なら半額というのを目にした途端、「買いだ!」と判断してしまった。それは、ほかならぬ「アンカリング効果」だと思う。そもそも、400円という値段設定はどうなのか。今一度、買う前に、本当に高いのか(安いのか)、それに伴う品質はあるのものなのか、ということを考えるべきだ。そして、限定で安売りしているからって、手を伸ばすのもやめよう。今自分に必要なものを、きちんと考えるのだ。

でも、1つ言えることは、おんなじシロップ2本ずつ買ってしまうとか、自分の脳の老化がマジで心配・・。